Vocaloid Editor for CubaseとCubase 8.0.20の相性について
どうもご無沙汰しすぎてすでに忘れ去られていそうなナチュラルPです。みなさま、お元気でお過ごしでしょうか?
さて、今日ひさびさにブログを更新したのは、問い合わせしていたVocaloid Editor for Cubase(以後ぼかきゅう)と、Cubaseの最新アップデート8.0.20との相性問題について、ヤマハさんから回答をいただいたので、それをみなさんにお伝えしておこうと思ったからです。環境によって出たり出なかったりするようなので、「そんな問題知らない」とか「普通に動いてるよー」という方もいらっしゃるとは思いますが、まあ、うちでは実際問題が出たわけです。具体的には、
- ぼかきゅうのトラックを含むミックスダウンすると、固まる。ただし、リアルタイム書き出しならOK
- ぼかきゅうのインストゥルメントをフリーズしようとすると、固まる。
- ぼかきゅうのパートをインプレイスレンダリングしようとすると、固まる。
という感じです。察しの良い方はお気づきのことと思いますが、要は「ぼかきゅうの、リアルタイム以外のオーディオ化時に必ず固まる」ということです。ちなみにぼかきゅう、ぼかきゅうV4どちらも同じ症状になります。いままで何の問題もなかったのですが、8.0.20にアップデートしてからこの症状が出るようになりました。最初は他のVSTとかいろいろ疑ってみたのですが、絞り込んでいったところ、問題が起こるのは上記の場合のみ、というところまでわかってきたので、ヤマハさんにお便りしちゃいました。
いただいた回答では、「すでに認識されている問題で、スタインバーグにも報告済み」とのこと。とりあえずうちだけの問題じゃなかったようで、ちょっとホッとしました。回答には更に続きがありまして、
- プロジェクト設定を48kHzにしていると起こりやすい
- ASIOバッファサイズが大きいと起こりやすい
ということが、検証の結果わかっているらしいです。うちの環境はというと、ずばり48kHz、しかもメロダイン先生が指定しているバッファサイズは1024以上、これは大きい方だと思います。というわけでプロジェクト設定やバッファサイズを変えて試してみたところ、バッファサイズ256以下であれば、プロジェクト設定にかかわらず正常動作しました。というわけで、うちの環境はこれからはバッファサイズ256で行きたいと思います。せっかくなので、問題が起こりやすいとされている48kHzをやめて、96kHzにすることにしました。ゆくゆくは96kHzに移行しようかと思っていたのでちょうどいいタイミングですね。ただ、やっぱりプロジェクトは重くなります(笑
というわけで、プロジェクト48kHz、ASIOバッファサイズ大きめの環境の方は、いま問題が出ていなくてもちょっと変更したほうがいいかも知れませんね。もしかしたらASIOドライバとの相性もあるのかも。って、うちスタインバーグ純正のオーディオI/F、MR816CSXなんですけどねー(笑エナイ