フォト

TL

2015年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

« フリープラグインのご紹介パート1 | トップページ | 新作はCubase講座です »

2014年4月 3日 (木)

FLちゃんと仲良くしよう

最近、体調が非常に芳しくなくて、やる気が全然出ません。ある意味方針が決まってて、作業するだけの動画作成だけが進んでおりますが、こちらも体調不良のためペースが全然上がらずです。どうも免疫が復旧するまでこの症状は続くようなので、あと1、2週間は体力付けつつ無理をしないという無理ゲーをこなしていきたいと思います(笑

さて、今日の話題ですが、「FLちゃんと仲良くしよう」です。自分がFLちゃん、というときはImage Line社のDAW「FL Studio」のことを指していると思っていただいて構いません。本当は、そのFL StuidoのマスコットキャラがFLちゃんなんですけどね。

んでFLちゃんですが、ちょっと独特な作りのDAWで、オーディオループやシンセシーケンスを多用する音楽が作りやすく、EDM系のDTMerに愛用されているようです。また、価格も安く、体験版での機能制限が「セーブできない」だけなので、お金に余裕のない学生さんたちが使っているとも聞きます。わたしは搭載ソフトシンセの多彩さに惹かれて買いました。Cubaseは当時はソフトシンセあんまり搭載してませんでしたしね。

通常、DAWはプラグインという形で音源やエフェクトを拡張していくのですが、FLちゃんはこのプラグインにもなれるのです。つまり、CubaseのプラグインとしてFLちゃんを使う、ということが可能なのです。Cubaseの場合、VSTというプラグイン規格を採用していますが、その他多くのプラグイン同様に、FLちゃんをVSTインストゥルメントラックやインストトラックに突っ込むだけでできちゃいます。他にもReWireと呼ばれる、2つのソフトを同時に起動してその間で通信するやり方もありますが、FLちゃんはこちらにも対応していて、VSTもRewireも自分自身が親にも子にもなれる、という、とっても良くできた子なのです。

VSTプラグインには32ビットと64ビットの2種類(ほかにもWindows版とMac版があるのですが、うちではWindowsを使ってるので省略します)があるのですが、何もしないと32ビットのDAWでは32ビットのプラグインだけ、64ビットのDAWでは64ビットのプラグインだけしか使えません。ですが、これではあまりに不便なので、CubaseやSONARには64ビットDAWで32ビットプラグインを使うための「ブリッジ」という機能が搭載されています。また、サードパーティー製品になりますが、「jBridge」というブリッジソフトも存在します。ですが、これらは万能ではなく、使えないプラグインもたまにあります。また、あるブリッジではOKだけど、このブリッジではだめ、というのもあります。うちではCubaseの内蔵ブリッジを使ってますが、うまく対応できない32ビットプラグインもいくつか持っています。jBridgeも試してみたのですが、自分の手持ちでは、CubaseでだめならjBridgeでもダメでした。

そこでFLちゃんの登場になるわけです。さきほど書いたように、FLちゃんはVSTホスト(親)にもVSTプラグイン(子)にもなれるわけです。ということは、CubaseでFLちゃんをプラグインとして起動し、FLちゃんの中で動かない32ビットプラグインを起動すればどうだろう、と。具体的にはCubase(64)→Cubase内蔵ブリッジ→FLちゃん(32)→VSTプラグイン(32)という感じですね。実際、この組み合わせはうまく動作しました。時々、不安定になってCubase内蔵ブリッジが落ちることを除けば。

で、いまFLちゃんは64ビット版のβテストをやっています。調べてみたら、FLちゃんにも自前のブリッジが内蔵されてるじゃないですか。ということは先ほどの組み合わせをCubase(64)→FLちゃn(64)→FLちゃん内蔵ブリッジ→VSTプラグイン(32)という風に変えてみてはどうだろう、と思ったわけです。さっそくFLちゃん64βをダウンロードしてインストール、64ビットVSTプラグインとしてCubaseから呼び出してみます。

Flbr2

とりあえずプラグインとしてちゃんと動作しているようです。FLちゃんはちっちゃな画面になっちゃってますが、ロゴをクリックすると通常サイズに戻ります。実はWindowsのタスクバーにロゴアイコンが表示されてて、そっちからも通常サイズとちんまいサイズの切り替えができることに今日気づきました(笑 そして、FLちゃん側で32ビットプラグインを読み込みます。ここでは古のソフトシンセ、Oatmealを使ってみます。Cubase(64)から直接呼び出すと必ずブリッジが落ちるという問題児ちゃんです。

Flbr1

おおお、完璧じゃないですかー。なお、素のOatmealはGUIが使いづらいことこの上ないので、配布されてる別のスキンを入れてあります。これ、カッコいいwww 他にもSteinberg純正のくせに64ビットだと動かないHypersonic2をはじめ、いくつかの32ビットプラグインを読ませてみましたが問題ないようです。また、FLちゃん(32)をVSTで使った時に不安定になるような動作(たとえばFLちゃんのミキサー開くなど)をさせてみても問題ありません!これはいいんじゃないですかねー。ちなに画面のバックグラウンドにいる女の子がFLちゃん(マスコットの方)です。

というわけで、これからはCubase内蔵よりまともなVSTブリッジとしてガンガン活用しちゃおうと思います。Cubase使いだけど安いからとりあえずFLちゃん買ったけどあまり使ってないという方(他にいるのか?)、最新版にアップデートして64βをインストールしてどんどん使い倒しましょう。あ、もちろんFLちゃん付属のソフトシンセもね(笑

あ、そうそう、最初の方に「Rewire」についても書いていましたが、こちらはいまのところうまく動作していません。昔のバージョンでは動いてたはずなんですが、今の最新版11.1ではどうもダメっぽいです。Rewireも32ビット/64ビットの壁があるのですが、これまた世の中にはRewireブリッジなんてものがあったりして、それで使えていました。FLちゃんが64ビットになれば、このブリッジが必要なくなるからいけるかなーとも思ったんですが、ううむ・・・

あ、書き忘れ。FLちゃんっていまのところVSTプラグイン・パスを一つしか設定できません。32ビットなら、「C:\Program Files (x86)\Steinbers\VSTplugins」にしておけば大体OKだったのですが、32/64ビットを両方使う場合、いくらなんでも同じディレクトリに放り込むのは無理があります。んーまあ、32ビットパスと64ビットパスをシンボリックリンクした、FLちゃん専用ディレクトリを作るという手が無いわけじゃないですが、他のDAWがみんな複数パスをサポートしてるのですし、VSTホスト側で対応するのが筋だと思うんですよ。そうすればたまに見かける、変なフォルダにインストールしてくるプラグイン(しかもインストーラで決め打ちしてくる)にも対応できますしねー。

« フリープラグインのご紹介パート1 | トップページ | 新作はCubase講座です »

音楽」カテゴリの記事

コメント

ナチュラルpの記事は相変わらずわかりやすくて勉強になります!
僕にとってはかなりありがたいです…

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/584751/59403545

この記事へのトラックバック一覧です: FLちゃんと仲良くしよう:

« フリープラグインのご紹介パート1 | トップページ | 新作はCubase講座です »